私の頭の中の消しゴム


■監督 :イ・ジェハン

■出演 :ソン・イェジン、チョン・ウソン、ペク・ジョンハク

■公開日 :2004/11/05(韓国)


■あらすじ

スジンは物忘れがひどい。コンビニで買った物だけでなく財布まで忘れる。その日も買ったコーラと財布を忘れたことに気付き、コンビニへと戻るとある男と出くわす。彼の手にはコーラがあり、そしてコンビニのカウンターにはコーラがない。みすぼらしい服装に無精ヒゲ。明らかに浮浪者。彼が自分のコーラを盗んだと思ったスジン。彼の手にあるコーラを奪って一気飲みする。そして、更にゲップまで。そして、コーラの空き缶を返しバス停へと向かう。しかし、バスに乗ろうとした瞬間、財布を忘れた事に気付く。そしてコンビニに戻るとそこには財布とコーラが。そこで自分の過ちに気付くスジン。彼を探すがすでにいない。

スジンの会社の展示場に修理のためやってきたコンビニでのその男。しかし彼はスジンを覚えていないようだ。しかし、自販機からコーラを取り出したスジンの手からコーラを奪い、飲み干した挙句、彼女に向かってゲップをする男、チョルス。スジンがスリに遭いそうになったのを助けたのがきっかけで二人は出会うことになる。

ある日の夕方、屋台でのスジンとチョルス。
「これ飲んだら、俺たち付き合うんだよ」「飲まなかったら?」「もう会うことはない、死ぬまで」そして、同時に焼酎グラスを持ち上げ、飲む二人。二人は愛しあうことになる。
そして、スジンはチョルスに結婚しようと告白する。今まで一人で生きてきたチョルスにとって、結婚とは負担になるものだ。しかし、スジンの熱意に押され、チョルスは彼女と結婚することを決意する。お弁当には、ご飯だけを2つ、そしていつもの店にすらたどり着けず、道に迷うスジン。チョルスは、そんな彼女を可愛く思っていたのだが、スジンの物忘れは少しずつひどくなっていく。そして、病院へ行き、スジンの脳細胞が少しずつ死んでいくということが明らかになる。
「私の頭の中に消しゴムがあるんだって…」とスジン。そして、遂にはチョルスのこともわからなくなるスジン。まるで初対面かのように接しだす。